【問】 宅地建物取引業法第36条に規定する契約締結等の時期の制限に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1  宅地建物取引業者は、都市計画法第58条第1項の規定に基づく風致地区内における建築等の規制についての条例の規定による処分がある前に売買契約を締結することはできない。

2  宅地建物取引業者は、都市計画法第65条第1項に基づく都市計画事業地内における建築等の制限についての許可がある前に、売買契約を締結することはできない。

3  宅地建物取引業者は、建築基準法第73条第1項に基づく建築物の敷地、位置、構造、用途、形態、意匠又は建築設備に関する基準についての協定の認可がある前に、売買契約を締結することはできない。

4  宅地建物取引業者は、宅地造成等規制法第8条1項に基づく宅地造成工事規制区域において行われる宅地造成に関する工事についての許可がある前に、売買契約を締結することはできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】  正解    3

l  正しい。風致地区内の建築等の規制は、政令で定める許可等の処分に該当するので、その処分がある前に売買契約を締結することはできない。

2  正しい。都市計画事業地内における建築等の制限もこの処分にあたる。

3  誤り。建築基準法に規定する建築協定の認可はこの処分に該当しない。したがって、協定の認可がある前に売買契妁を締結することはできる。

4  正しい。宅地造成等規制法に基づく工事の許可はこの処分に該当する。