【問】 次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 新たに宅地建物取引業の免許を受けようとする者は、当該免許の取得に係る申請をしてから当該免許を受けるまでの間においても、免許申請中である旨を表示すれば、免許取得後の営業に備えて広告をすることができる。

2 宅地建物取引業者は、宅地の造成又は建物の建築に関する工事の完了前においては、当該工事に必要な都市計画法に基づく開発許可、建築基準法に基づく建築確認その他法令に基づく許可等の申請をした後でなければ、当該工事に係る宅地又は建物の売買その他の業務に関する広告をしてはならない。

3 宅地建物取引業者は、宅地又は建物の売買、交換又は賃借に関する広告をするときに取引様態の別を明示していれば、注文を受けたときに改めて取引様態の別を明らかにする必要はない。

4 宅地建物取引業者は、販売する宅地又は建物の広告に著しく事実に相違する表示をした場合、監督処分の対象となるほか、6月以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられることがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】 正 解 4

1 誤り。免許を受けるまでの間は、免許申請中である旨を表示しても、免許取得後の営業に備えて広告をすることができない。

2 誤り。宅地の造成又は建物の建築に関する工事の完了前においては政令で定める許可等の処分があった後でなければ広告をしてはならない。申請をした後ではない。

 

3 誤り。広告をするときに取引態様の別を明示していても、注文を受けたときは改めて取引態様の別を明らかにしなければならない。

4 正しい。誇大広告等の禁止に違反した場合、監督処分の対象となるほか、6か月以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられることがある。