【問】 宅地建物取引業の免許(以下「免許」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 Aが、土地区画整理事業により換地として取得した宅地を10区画に区画割りして、不特定多数の者に対して売却する場合、Aは、免許を必要としない。
2 Bが、借金の返済に充てるため自己所有の宅地を10区画に区画割りして、多数のBの知人又は友人に対して売却する場合、Bは、免許を必要とする。
3 Cが、甲県の所有する宅地の売却の代理を甲県から依頼され、当該宅地を10区画に区画割りして、多数の公益法人に対して売却する場合、Cは、免許を必要としない。
4 Dが、1棟のマンション(10戸)を競売により取得し、自ら借主を募集し、多数の学生に対して賃貸する場合、Dは、免許を必要とする。
【解答】 正 解 2
1 誤り。Aが宅地を不特定多数の者に対して売却する行為は、宅地建物取引業に該当し、免許を必要とする(宅建業法2条2号)。
2 正しい。Bが宅地を多数のBの知人又は友人に売却する行為は、宅地建物取引業に該当し、免許を必要とする。P同上
3 誤り。甲県から代理の依頼を受けて、多数の公益法人に売却する行為は、宅地建物取引業に該当し、免許を必要とする。
4 誤り。競売により取得した1棟のマンションを、Dが自ら賃貸する行為は、宅地建物取引業に該当しないから、免許を必要としない。