【問】 建築基準法の建築協定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 1人の所有者だけが存し、他には所有者も借地権者も存しない土地の区域においては、当該所有者は建築協定を締結することはできない。

2 建築協定は、原則として土地の所有者及び借地権者の全員の合意が必要であるが、借地権が設定されている土地の部分については、借地権者の合意だけで足りる。

3 建築協定は、土地の所有者の全員の合意があれば足り、借地権者の合意は不要である。

4 建築協定は、土地の所有者及び借地権者の全員の合意があれば、どのような区域であっても締結することができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】正 解 2

1 誤り。本肢の場合には、当該所有者のみで建築協定を定めることができる(建築基準法76条の3)。

2 正しい。69条、70条。

3 誤り。同上。

4 誤り。建築協定は、市町村の条例により建築協定を締結することができる旨が定められていなければ、締結することはできない(69条)。