【問】　宅地建物取引業の免許に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1　Ｃが都市計画区域外において山林を山林として反復継続して売却する場合、Ｃは宅地建物取引業の免許を要しない。

2　Ｂが分譲マンション1棟を買い取り、販売代理を宅地建物取引業者Ａに依頼して不特定多数の者へ分譲する場合、Ｂは宅地建物取引業の免許を要しない。

3　Ｄが賃貸マンション1棟を購入して、不特定多数の者へ反復継続して賃貸をする場合、Ｄは宅地建物取引業の免許を要しない。

4　Ｇが賃貸マンション1棟を購入して、貸借の代理を宅地建物取引業者Ｅに依頼して不特定多数の者へ反復継続して賃貸する場合、Ｇは宅地建物取引業の免許を要しない。

【解答】正　解　2

1　正しい。建物の敷地に供される目的で取引される土地であれば宅地といえるが、用途地域外で山林を山林として取引するだけでは免許の対象としての宅地ではない。したがって、宅地建物取引業の免許は不要である。

2　誤り。宅建業者Ａに代理させ分譲販売を代行させたとしても、Ｂは売主本人であるから自己の物件を分譲したことになり免許が必要である。

3　正しい。宅地または建物を自ら貸借する行為は宅地建物取引業に該当しない。したがって、免許は不要である。

4　正しい。この場合も、Ｇは自己の物件を自ら貸借する行為になり免許不要である。