【問】 宅地建物取引業A(個人)がその業務を行う場合に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定に違反するものはどれか。

1  Aは、30区画の一団の別荘地の分譲に際し、見学者の案内のみを行う現地案内所を当該分譲地から3km離れた駅前に設置したが、当該案内所について都道府県知事に届出しなかった。

2  Aは、10区画の土地付建物の分譲に際し、当該案内所に報酬額を掲示しなかった。

3  Aは、その従業者名簿を最終記載日から10年間経過したので廃棄した。

4  Aは、20区画の一団の別荘地の分譲に際し、見学者の案内のみを行う現地案内所を当該分譲地から500m離れた場所に設置したが、当該案内所に標識を掲示しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】  正解    4

l  違反しない。契約の締結又は申込みを受けない案内所等については届出不要である(50条2項)。

2  違反しない。報酬額は、事務所ごとに掲示しなければならないが、案内所に掲示する義務はない。

3 違反しない。従業者名簿は、最終記載日から10年間保存すればよい。

4  違反する。一団の宅地建物の分譲に際し、契約の締結又は申込みを受けない案内所等についても標識を掲げなければならない。