【問】　土地区画整理法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1　仮換地の指定に伴い、従前の宅地に存する建築物を移転する必要がある場合、当該建築物の所有者が、自らこれを移転しなければならない。

2　土地区画整理組合施行の場合、施行者が公共施設の変更に係る工事のため仮換地を指定するときは、あらかじめ総会の意見を聴かなければならない。

3　施行者は、施行地区内の宅地について減価補償金を交付すべき場合において、その交付を受けるべき者から徴収すべき清算金があるときは、その者から徴収すべき清算金とその者に交付すべき減価補償金とを相殺することはできない。

4　換地計画において定められた換地は、換地処分の公告があった日の翌日から従前の宅地とみなされる。

【解答】　正　解　4

1　誤り。本肢のような場合は、施行者がこれを移転することができる。

2　誤り。土地区画整理組合施行の場合、仮換地を指定するときは、総会もしくはその部会又は総代会の同意を得なければならない。

3　誤り。本肢のような場合は、その者から徴収すべき清算金とその者に交付すべき清算金または減価補償金とを相殺することができる。

4　正しい。換地計画において定められた換地は、換地処分の公告があった日の翌日から従前の宅地とみなされる。