【問】 建物の区分所有法等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 規約は、管理者が保管しなければならない。ただし、管理者がないときは、建物を使用している区分所有者又はその代理人で規約又は集会の決議で定める者が保管しなければならない。
2 規約の保管場所は、建物内の見やすい場所に掲示しなければならないが、各区分所有者に通知する必要はない。
3 管理者の選任、解任は、原則として区分所有者及び議決権の過半数で決するが、管理者に不正な行為その他職務を行うに適しない事情があるときは、各区分所有者は、その解任を裁判所に請求することができる。
4 区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有する者は、管理者に対し、会議の目的たる事項を示して、集会の招集を請求することができる。ただし、この定数は、規約で増減することができる。
〔問〕 正 解 4
1 正しい。記述のとおり(33条1項)。
2 正しい。記述のとおり(33条3項)。各区分所有者に通知する必要はない。
3 正しい。記述のとおり(25条2項)。
4 誤り。区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有する者は、管理
者に対し、会議の目的たる事項を示して、集会の招集を請求することができる。
この定数は、規約で減ずることができるが増加することはできない(34条3項)。