【問】 建築物の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 防火地域内に建築する仮設建築物の基礎に木ぐいを用いる場合、その木ぐいは、平家建ての木造の建築物に使用する場合を除き、常水面下にあるようにしなければならない。
2 建築物に近接してその建築物を風の方向に対して有効にさえぎる他の建築物、防風林その他これらに類するものがある場合においては、その方向における速度圧は、一定程度まで減らすことができる。
3 積雪荷重の計算に当たり、雪下ろしを行う慣習のある地方においては、その地方における垂直積雪量が1mを超える場合においても、積雪荷重は、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算することができる。
4 高さが60mを超える建築物を建築する場合、国土交通大臣の認定を受ければ、その構造方法を耐久性等関係規定に適合させる必要はない。
【問】 正解 4
1 正しい。建築物の基礎に木ぐいを使用する場合においては、その木ぐいは、平屋建ての木造の建築物に使用する場合を除き、常水面下にあるようにしなければならない。
2 正しい。建築物に近接してその建築物を風の方向に対して有効にさえぎる他の建築物、防風林その他これらに類するものがある場合においては、その方向における速度圧は、その数値を2分の1まで減らして計算することができる。
3 正しい。雪下ろしを行う習慣がある地方では、積雪荷重が過大になる危険性が低いので、その地方における垂直積雪量が1mを超える場合においても、積雪荷重は、雪下ろしの実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算することができる。
4 誤り。高さ60mを超える建築物を建築する場合だからといって、国土交通大臣の認定を受ければ、その構造方法を耐久性等関係規定に適合させる必要はないという規定はない。