【問】　防火地域又は準防火地域に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 防火地域内において、延べ面積が50m²の平屋建の附属建築物で、外壁及び軒裏が防火構造のものは、必ず耐火建築物等としなければならない。

2 準防火地域内にある木造建築物の外壁及びその軒裏で延焼のおそれのある部分は、防火構造としなければならない。

3　建築物が防火地域及び準防火地域にわたる場合においては、その全部について準防火地域内の建築物に関する規定が適用される。

4 防火地域又は準防火地域以外においても、建築物の高さが15ｍを超える建築物は、必ず耐火建築物又は準耐火建築物等としなければならない。

【問】正解 2

1 誤り。本肢の建物の場合、防火地域内においても耐火建築物等にする必要はない（建基法61条関係）。

2 正しい。準防火地域内にある木造建築物は、その外壁および軒裏で延焼のおそれのある部分を防火構造にしなければならない（62条2項）。

3 誤り。建築物が防火地域及び準防火地域にわたる場合においては、その全部について防火地域内（比べて厳しい地域内）の建築物に関する規定が適用される（67条2項）。

4 誤り。防火・準防火地域外において高さ15mを超える建築物は、耐火建築物または準耐火建築物等としなければならないという規定はない。