【問】 宅地建物取引業者Aが宅地建物取引業保証協会(以下この問において「保証協会」という。)に加入した場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1  Aについて弁済業務保証金が還付された場合で、Aが、その還付された分に充当されるべき金額を、保証協会の通知を受けた日から2週間以内に保証協会に納付しないときは、保証協会の社員としての地位を失う。

2  Aは、保証協会に加入したときは、その加入の日から2週間以内に、弁済業務保証金分担金を保証協会に納付しなければならない。

3  弁済業務保証金について弁済を受けることのできる権利を有する者には、Aと宅地建物の売買について取引した宅建業者も含まれる。

4  弁済業務保証金について弁済を受ける権利を有する者には、Aが保証協会の社員となる前にAと宅地建物の取引をした者は含まれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】   正解    1

l  正しい。還付充当金の納付の通知を受けた日から2週間以内に納付しないときは、社員たる地位を失う(64条の10第2項・3項)。

2  誤り。弁済業務保証金分担金の納付は、保証協会に加入しようとする日までにしなければならない(同条9第1項)。

3  誤り。宅建業者は弁済業務保証金から弁済を受けることはできない(同条8第1項)。

4  誤り。社員が社員となる前に宅建業に関し取引した者も弁済業務保証金から弁済を受ける権利を有する。