【問】 宅地建物取引業の免許(以下この問において「免許」という。)に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 宅地建物取引業者A社の使用人であって、A社の宅地建物取引業を行う支店の代表者が暴力団員であることが判明した場合でも、A社の免許は取り消されることはない。
2 宅地建物取引業者B社の代表取締役が、刑法第211条(業務上過失致死傷等)の罪により罰金の刑に処せられたとしても、B社の免許は取り消されることはない。
3 宅地建物取引業者C社の使用人であって、C社の宅地建物取引業を行う支店の代表者が、刑法第208条の3(凶器準備集合及び結集)の罪により罰金の刑に処せられたとしても、C社の免許は取り消されることはない。
4 宅地建物取引業者D社の代表取締役が、公職選挙法違反により禁錮の刑に処せられたとしても、執行猶予が付されれば、D社の免許は取り消されることはない。
【問】 正解2
1 誤り。政令で定める使用人(支店の代表者など)が暴力団員であることが判明した場合は、A社の免許は取り消される。
2 正しい。B社の役員(代表取締役)が、刑法第211条(業務上過失致死傷等)の罪により罰金の刑に処せられたとしても、B社の免許は取り消されることはない。
3 誤り。政令で定める使用人(支店の代表者など)が、刑法第208条の3(凶器準備集合及び結集)の罪により罰金の刑に処せられた場合は、C社の免許は取り消される。
4 誤り。D社の役員(代表取締役)が、公職選挙法違反により禁錮の刑に処せられた場合は、D社の免許は取り消される。執行猶予が付されたときは、執行猶予の期間が満了すれば、免許取消事由ではなくなるが、猶予期間中は免許取消事由に該当する。