【問】 甲県知事の宅地建物取引士資格登録(以下この問において「登録」という。)を受け、乙県内の宅地建物取引業者B(国土交通大臣免許)の事務所に勤務している宅地建物取引士Aに関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、誤っているものはいくつあるか。

ア Aが、公職選挙法に違反し、禁錮の刑に処せられ、登録が消除された場合、Aは、速やかに、宅地建物取引士証を甲県知事に返納しなければならない。

イ Aが、その住所を丙県に変更した場合、Aは丙県知事に対して、甲県知事を経由してその登録の移転の申請をすることができる。

ウ Aが、甲県知事から6ヵ月間の事務の禁止の処分を受け、その禁止の期間が満了していない場合でも、Aは乙県知事に対して、甲県知事を経由して登録の移転の申請をすることができる

 

1 一つ

2 二つ

3 三つ

4 なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】 正解2

ア 正しい。取引士は、登録が消除された場合は、速やかに、取引士証をその交付を受けた知事に返納しなければならない。

イ 誤り。登録の移転の申請することができるのは、住所ではなく、業務従事地を他の都道府県内に変更した場合である。

ウ 誤り。事務禁止期間中は、登録の移転の申請をすることはできない。

以上により、誤っているのはイ、ウの二つなので、正解は肢2となる。