【問】 建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 区分所有者は、全員で、建物ならびにその敷地及び付属施設の管理を行うための管理組合を構成するのであるから、区分所有者は、管理組合の構成員となるか否かを選択することはできない。

2 建物の専有部分が数人の共有に属するときは、共有者は、議決権を行使すべき者1人を定めなければならない。

3 管理組合法人には、理事を置かなければならず、理事が数人あるときは、各自が管理組合法人を代表する。

4 区分所有者の数が30人以上あるときに限り、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議により管理組合法人となる旨の定めができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔問〕 正 解 4

1 正しい。記述の通り(3条)。

2 正しい。記述の通り(40条)。

3 正しい。管理組合法人には、理事を置かなければならず、理事は、管理組合法人を代表するが、理事が数人あるときは、各自が管理組合法人を代表する(49条3項)。

4 誤り。管理組合は、区分所有者の数にかかわらず、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議で法人となる旨並びにその名称及び事務所を定め、かつ、その主たる事務所の所在地において登記することによって法人となる(47条1項)。