【問】 都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 市街化調整区域は、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である。
2 都道府県知事は、開発許可の申請があったときは、遅滞なく、書面をもって許可又は不許可の処分をしなければならない。
3 都市計画の決定又は変更の提案は、当該提案に係る都市計画素案の対象となる土地の区域内の土地の所有者の全員の同意を得て行うこととされている。
4 開発行為を行おうとする者は、開発許可を受けた後、開発行為に着手するまでの間に、開発行為に関係がある公共施設の管理者と協議し、その同意を得なければならないとされており、当該工事を廃止したとき又は開発許可申請内容のうち軽微な変更を行ったときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事に届出なければならない。
〔問〕 正 解 2
1 誤り。市街化調整区域は、市街化を抑制すべき区域である。市街化区域は、すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である(7条2項)。
2 正しい。開発許可の申請があったときは、遅滞なく、書面をもって許可又は不許可の処分をしなければならない(35条)。
3 誤り。都市計画の決定・変更の提案は、当該提案に係る都市計画素案の対象となる区域内の土地の所有者等の3分の2以上の同意が必要である(21条の2・3項2号)。
4 誤り。開発許可を申請する場合、あらかじめ開発行為に関係がある公共施設の管理者と協議し、その同意を得なければならない(32条1項)。工事を廃止したとき(38条)又は開発許可申請内容のうち軽微な変更(35条の2・3項)を行ったときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。