【問】  建築基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 第一種低層住居専用地域内において建築することができる用途の建築物については、第一種中高層住居専用地域においても建築することができる。

2 地方公共団体は、交通上、安全上、防火上又は衛生上必要があると認めるときは、その敷地が4m未満の幅員の道路にのみ接する建築物に対して、条例でその敷地、構造、建築設備又は用途に関して必要な制限を付加することができる。

3 第一種低層住居専用地域内においては、必ず、建築物の外壁等を敷地境界線から1mまたは1.5m後退させなければならない。

4 市町村は地区計画の地区整備計画が定められている区域内において、条例で、建築基準法第48条の建築物の用途制限を強化又は緩和することができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔問〕 正 解 3

1 正しい。記述のとおり(48条1項3項)。

2 正しい。地方公共団体は、交通上、安全上、防火上又は衛生上必要があると認めるときは、幅員4m未満の道路(42条2項に規定するいわゆる2項道路のうち、特定行政庁が、その道路境界線を、中心線から2m未満1.35m以上の範囲で指定した道路)にのみ敷地が接する建築物に対して、条例でその敷地、構造、建築設備又は用途に関して必要な制限を付加することができる(43条の2)。

3 誤り。第一種,第二種低層住居専用地域及び田園住居地域内においては、都市計画において外壁の後退距離の限度が定められた場合は、建築物の外壁等を敷地境界線から1mまたは1.5m後退させなければならない(54条)が、外壁の後退距離の規制自体は必ず定められるものではない。

4 正しい。記述のとおり(68条の2・5項)。