【問】 建築基準法の規定によれば、次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 第一種低層住居専用地域内において、条例により日影による中高層建築物の高さの制限が行われている区域内で、地上2階建ての建築物は日影規制の制限を受けることはない。
2 工業地域内において、住宅及び図書館は建築できるが、大学及び病院は特定行政庁の許可を受けなければ建築することができない。
3 第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域に関する都市計画において定める建築物の高さの最高限度は、一定の場合を除き、10ｍ又は12ｍである。
4 第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域以外の用途地域及び用途地域の指定のない区域内の建築物については、隣地斜線制限の適用がある。
〔問〕 正 解 1
1 誤り。第一種、第二種低層住居専用地域及び田園住居地域内において、軒の高さが7ｍを超える建築物又は地階を除く3階以上の建築物は制限を受ける。したがって、地上2階建ての建築物であっても、軒の高さが7ｍを超えるものであれば制限を受ける（56条の2）。
2 正しい。記述のとおり(48条12項,別表第二(を))。
3 正しい。第一種、第二種低層住居専用地域及び田園住居地域に関する都市計画において定める建築物の高さの最高限度は、原則として10ｍ又は12ｍである（55条）。
4 正しい。第一種、第二種低層住居専用地域及び田園住居地域以外の用途地域及び用途地域の指定のない区域内の建築物については、隣地斜線制限の適用がある（56条1項2号）。
