【問】 不当景品類及び不当表示(以下この問において景表法という)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1  宅地建物取引業者は、不動産の購入者に対して景品を提供する場合、懸賞により提供する景品類は、取引価格の10分の1又は100万円のいずれか低い額の範囲内でなければならない。

2  宅地や新築住宅の価格から水道負担金や水道管敷設工事費等を除いたものを価格として表示した場合でも、別途、水道負担金や水道管敷設工事費等を表示すれば、不当表示となるおそれはない。

3  建築工事に着手した後に、同工事を相当の期間にわたり中断していた新築分譲マンションについては、建築工事に着手した時期を明示すれば、不当表示となるおそれはない。

4  住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル(各室の壁芯面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】  正解    4

1  誤り。懸賞により提供する景品類は、取引価額の20倍又は10万円のいずれか低い額の範囲内とされている。

2 誤り。水道負担金や水道管敷設工事費等は、宅地造成費又は建物建築費の一部あり、これを除いて表示することは、実際のものより安いと誤認される不当表示に該当する。したがって、これらの費用を含む価格を表示すべきである。

3  誤り。建築工事に着手した時期及び中断していた期間を明示しなければならない。

4 正しい。住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル(各室の壁芯面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いなければならない。