【問】 都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 市街化区域については、少なくとも用途地域を定めるものとし、市街化調整区域については、原則として用途地域を定めないものとされている。

2 準都市計画区域は、都市計画区域外の区域のうち、新たに住居都市、工業都市その他の都市として開発し、及び保全する必要がある区域に指定するものとされている。

3 区域区分は、指定都市、中核市及び特例市の区域の全部又は一部を含む都市計画区域には必ず定めるものとされている。

4 特定用途制限地域は、用途地域内の一定の区域における当該区域の特性にふさわしい土地利用の増進、環境の保護等の特別の目的の実現を図るため当該用途地域の指定を補完して定めるものとされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔問〕 正 解 1

1 正しい。市街化区域については少なくとも用途地域を定めるものとし、市街化調整区域については原則として用途地域を定めない(13条7項)。

2 誤り。準都市計画区域は、都市計画区域外の区域のうち、将来における一体の都市としての整備、開発及び保全に支障が生じないように、土地利用の整序や環境を保全するために指定する区域である(5条の2)。

3 誤り。区域区分は、三大都市圏等の既成市街地の都市計画区域については区域区分を定めることが義務付けられている(7条1項但書)。

4 誤り。特定用途制限地域は、用途地域の定められていない土地の区域(市街化調整区域を除く)内で定めら、その良好な環境の形成又は保持のため当該地域の特性に応じて合理的な土地利用が行われるよう、制限すべき特定の建築物等の用途の概要を定めるものである(9条15項)。本肢は特別用途地区(同条14項)についての記述である。