【問】  建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 建築確認を申請しようとする建築主は、あらかじめ、当該確認に係る建築物の所在地を管轄する消防長又は消防署長の同意を得ておかなければならない。

2 建築主は、工事を完了した場合においては、工事が完了した日から3日以内に到達するように、建築主事に文書をもって届け出なければならない。

3 文化財保護法の規定によって重要文化財に指定された建築物であっても、建築基準法は適用される。

4 鉄筋コンクリート造で高さ20mを超える建築物(超高層建築物は除く)又は鉄骨造で4階以上の建築物は、都道府県知事や指定構造計算適合性判定機関による構造計算適合性判定が義務づけられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔問〕 正 解 4

1 誤り。消防長または消防署長の同意を得なければならないのは建築主事等であり、建築主ではない(93条1項)。

2 誤り。建築工事完了した日から4日以内に建築主事に到達するように完了検査の申請をしなければならない(7条1項)。

3 誤り。文化財保護法の規定により国宝、重要文化財等として指定又は仮指定された建築物については、建築基準法の規定は適用されない(3条1項)。

4 正しい。高さが60m以下の建築物のうち、①高さが13m超又は軒高9m超の木造建築物、②地階を除く階数が4以上の鉄骨造の建築物、③高さ20m超の鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物等は、都道府県知事や指定構造計算適合性判定機関による構造計算適合性判定が義務づけられている(6条の3、20条1項2号)。