【問】 次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、誤っているものはいくつあるか。
ア 禁錮以上の刑に処せられた取引士は、登録を受けている都道府県知事から登録の消除の処分を受け、その処分の日から5年を経過するまで、取引士の登録をすることはできない。
イ 宅地建物取引士資格試験に合格した者で、宅地建物の取引に関し2年以上の実務経験を有するもの、又は都道府県知事がその実務経験を有する者と同等以上の能力を有すると認めたものは、法第18条第1項の登録を受けることができる。
ウ 甲県知事から宅地建物取引士証(以下この問において「取引士証」という。)の交付を受けている取引士は、その住所を変更したときは、遅滞なく、変更の登録の申請をするとともに、取引士証の書換え交付の申請を甲県知事に対してしなければならない。
エ 取引士が心身の故障により宅地建物取引士の事務を適正に行うことができない者になったときは、その日から30日以内にその旨を登録している都道府県知事に必ず本人が届け出なければならない。
1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 全部
【解答】 正 解 3
ア 誤り。禁鋼以上の刑に処せられた取引士は、その刑の執行が終わり、又は刑の執行を受けることがなくなった日から5年経過しなければ登録を受けることができない。
イ 誤り。宅地建物の取引に関して、2年以上の実務経験を有する者又は国土交通大臣が実務経験を有する者と同等以上の能力を有すると認めた者は、登録を受けることができる。
ウ 正しい。取引士がその住所を変更したときは、遅滞なく、変更の登録の申請とともに取引士証の書換え交付の申請をしなければならない。
エ 誤り。取引士が心身の故障により宅地建物取引士の事務を適正に行うことができない者となったときは、その日から30日以内に本人または法定代理人若しくは同居の親族が届け出なければならない。
よって、誤っているものは、ア、イ、エの三つで、3が正解である。