【問】 都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 高度地区は、用途地域内において市街地の環境を維持し、又は土地利用の増進を図るため、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定める地区である。

2  都市計画区域については、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため、市街化区域と市街化調整区域との区分を必ず定めなければならない。

3 地区計画の区域のうち、地区整備計画が定められている区域内において、土地の区画形質の変更又は建築物の建築を行おうとする者は、当該行為に着手した後、遅滞なく、行為の種類、場所及び設計又は施行方法を市町村長に届け出なければならない。

4  都市計画の決定又は変更の提案をすることができるのは、当該提案に係る都市計画の素案の対象となる土地の区域について、当該土地の所有権又は建物の所有を目的とする対抗要件を備えた地上権若しくは賃借権を有する者に限られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】  正解   1

1  正しい。高度地区は、用途地域内において市街地の環境を維持し、又は土地利用の増進を図るため、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定める地区である。

2  誤り。三大都市圈の一定の都市や指定都市等(人口が50万未満の場合は除く)では、区域区分することが義務づけられているが、その他の都市計画区域では義務づけられていない。

3  誤り。原則として、地区整備計画が定められている区域内において、一定の行為を行おうとする者は、行為に着手する日の30日前までに市町村長に届け出なければならない。

4  誤り。都市計画の決定又は変更の提案をすることができるのは、当該提案に係る土地の所有者・借地権(地上権・賃借権)を有する者、特定非営利活動法人、都市再生機構等がある。