【問】 不動産取得税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1  今年10月に土地を取得した場合に、不動産取得税の課税標準となるべき額が30万円に満たないときには不動産取得税は課税されない。

2  今年10月に建築された床面積200m2の中古住宅を法人が取得した場合の当該取得に係る不動産取得税の課税標準の算定については、当該住宅の価格から1,200万円が控除される。

3  今年10月に商業ビルの敷地を取得した場合の不動産取得税の標準税率は、100分の3である。

4  不動産取得税は、不動産の取得に対して課される税であるので、相続により不動産を取得した場合にも課税される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】  正解    3

1  誤り。不動産取得税の免税点は、土地の取得については、10万円未満である。

2  誤り。床面積が50㎡以上240㎡以下の既存住宅を自己の居住用として取得した場合、住宅の価格から一定額(新築時期により異なる)を控除した額が課税標準となる。法人が取得した場合には、この課税標準の特例の適用を受けることができない。

3  正しい。不動産取得税の税率は、100分の4であるが、特例として、住宅用の土地及び建物、住宅用以外の土地の取得については、100分の3(3%)となります。

4  誤り。不動産取得税は、相続、合併、信託などの形式的に所有権が移転するような場合には課されない。