【問】 契約当事者が死亡した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 委任契約において、委任者又は受任者が死亡した場合、委任契約は終了する。
2 使用貸借契約において、貸主又は借主が死亡した場合、使用貸借契約は効力を失う。
3 組合契約において、組合員が死亡した場合、当該組合員は組合契約から脱退する。
4 定期贈与契約(定期の給付を目的とする贈与契約)において、贈与者又は受贈者が死亡した場合、定期贈与契約は効力を失う。
【問】 正解 2
1 正しい。委任契約は、委任者の死亡・破産または受任者の死亡・破産・後見開始の審判を受けたこと、により終了する(民法653条)。
2 誤り。使用貸借契約は、借主が死亡すると終了するが、貸主が死亡しても終了しない(599条)。
3 正しい。組合員が死亡すると組合契約から脱退する(679条)。
4 正しい。定期の給付を目的とする贈与契約は、贈与者または受贈者の死亡によって効力を失う(552条)。