【問】 建築物の構造と材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

1  常温において鉄筋と普通コンクリートの熱膨張率は、ほぼ等しい。

2  コンクリートの引張強度は、圧縮強度より大きい。

3  木材の強度は、含水率が大きい状態のほうが小さくなる。

4  集成材は、単板などを積層したもので、大規模な木造建築物に使用される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】  正解  2

1  適当である。常温においては鉄筋と普通コンクリートの熱膨張率(温度上昇に伴う体積の膨張の程度)がほぼ等しいとされているので、鉄筋コンクリート造が構成されている。

2  不適当である。コンクリートの引張強度は、一般的に圧縮強度の10分の1程度である。

3  適当である。木材の強度は含水率が大きい状態の方が強度は小さくなる。すなわち、木材は乾燥すると強度が高くなる。

4  適当である。集成材(単板等を接着剤で集成したもの)は規格がしっかりしており、伸縮や変形等のおそれが少なく、寸法の精度も高いので、大規模な木造建築物に使用されている。