【問】 時効に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 時効により取得することのできる権利は、所有権、地上権、永小作権のみである。
2 消滅時効が完成したときは、その効力は、起算日にさかのぼる。
3 権利の承認があった場合は、承認後6ヶ月経過すると時効は更新される。
4 裁判上の請求手続きを開始した場合は、その後6ヶ月間は、時効の完成が猶予される。
【解答】 正 解 2
1 誤り。時効により取得することのできる権利は、所有権のほか、地上権、永小作権、地役権、不動産賃借権等である。
2 正しい。記述の通り。
3 誤り。権利の承認があった場合は、その承認の時点において更新となる。
4 誤り。裁判上の請求手続きを開始した場合は、手続き終了までの間は、時効の完成は猶予される。