【問】  宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)に規定する取引士に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1  都道府県知事は、宅地建物取引士資格試験を不正の手段で受験したため合格決定が取り消された者について、同試験の受験を以後5年間禁止する措置をすることができる。

2  宅地建物取引士資格試験に合格した者でも、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律2条6号に規定する暴力団員であるときは、法第18条第1項の登録を受けることができない。

3  甲県内に所在する事務所の専任の取引士は、甲県知事による法第18条第1項の登録を受けている者でなければならない。

4  宅地建物取引士証を滅失した取引士は、宅地建物取引士証の再交付を受けるまで、取引士であることを証明すれば、法第35条の規定による重要事項の説明をすることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問】   正解    2

1  誤り。本肢の場合、都道府県知事は、3年以内の期間を定めて試験を受けることができないものとすることができる。5年以内ではない(業法17条3項)。

2  正しい。暴力団員は登録が受けられない。

3  誤り。事務所等に置かれる専任の取引士は、どこの知事の登録を受けた者でもよい。

4  誤り。重要事項の説明の際には、必ず取引士証を提示しなければならず、取引士証を滅失した者は重要事項の説明をすることはできない(35条3項)。